バーゲン・ポイント
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bergenpoint
2014/2/11, 14

バーゲン・ポイント

(バーゲンのディストリビューション加点法)


  1. スタート点:フィットが見つかるまで使う「点」。本来のHCPにつぎの4通りの加点または減点をする。
    1. Quacks(インチキ薬売り. Queens & Jacksから): AT(Aceと10の枚数)−QJ(QとJの枚数)の3分の1の小数点以下を切り捨てた値。マイナスになったら減算になる。
      (つまり差が3枚未満なら0,3枚〜5枚なら1,6枚有れば2.)   
    2. 質(quality):  (*AKQの2枚以上または)絵札5枚中3枚以上含むスーツ(「グレート・スーツ」)に1点増し。(※1 右欄みよ)
    3. 長さ(length):  5枚目以降1枚1点ずつ増し。 
    4. 怪し(dubious): ガードされていない絵札から1点ずつ減点。
  2. ダミー点:スタート点に次の点を加える。
    1. ダブルトン:切り札3枚(*2枚)以上有れば1点ずつ。(※2)
    2. シングルトン:切り札3枚(*2枚)以上有れば2点ずつ。切り札が4枚以上有れば更に1点。
    3. ボイド:切り札の枚数と5の小さい方。
  3. デクレアラー点(本来のバーゲン・ポイント):スタート点に次の点を加える。
    1. 長さ:切り札5枚を超えた物に1点ずつ。
    2. ショート:ダブルトン2つでも3つでも(1つでは無し。)合わせて1点。
    3. シングルトン1つについて2点ずつ。
    4. ボイド4点。
    5. サイドスーツ:4枚以上の2ndスーツが有れば1点(2つ有っても1点だけ)。












(解説)


バーゲンは2008年にこの方法をスラムに関する自著とブリッジ・ブリテンに発表した。本人の記述にも賛同者のそれにも少しずつ揺れが見られる。

ここではバーゲンの2011年のブリッジ・ブリテン版に、明らかに数学の素養が有る匿名のブリッジ理論家が補った項目(*)を添えて示した。(五S)
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1のquacksが如何にも怪しげな呼称と内容で、西洋の故事として知られるインチキ薬売りを思い出させるようになっている。ただバーゲン自身は、この言葉を使っていないようである。

QJを特別に考えることの背景には次の事柄がある。
  • 普通のポイントカウント法では、QJはAに比して過大に評価されていることが知られているし、10を重視する人も多い。
  • LTCではQの扱いに論争があるので、簡単で合理的な評価法が望まれて来た。
  • LoTTの適用の判断には、相手スーツのQJが−に働く。

4の「怪し」(dubious)は、インチキ薬売りにまつわりつく言葉。

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※1 ここでのスーツは4枚と解すべきである。バーゲンのブリテン版もそうなっている。

カッコ内の条件は(*については本解説冒頭みよ)、いわゆるグレート・スーツの定義の問題である。因みに、「プア・スーツ」からは1点引くという立場を取る著者も居る。

※2 バーゲンの原記載では3枚以上と書かれているが、6-2フィットの場合に切り札が2枚でも有効とするかどうかが問題になる。

ハーディ版のウォルシュ・アスキング・ビッドなどと比較すると、少なくともシングルトンに対しては、切り札は2枚から有効とされるので、一定の合理性がある。(*については同上)

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